蛍光灯とLEDのコスパ
最近では一般的になってきたLEDですが、蛍光灯とどのくらいコストに差が出るのか気になったので改めて調べてみました。
結論:
8年以上使うならLED!
今回コスパを比較するための条件として、
一般的なオフィスで使用したときを想定して比較します。
比較対象は器具1台として考えています。
条件についてはつぎの通りです。
比較対象
|
蛍光灯 |
LED |
型番 (パナソニック) |
FSA42045F VPN9 |
XLX450DPNZ LE9 |
商品価格 (カタログ値) |
19,100円 |
27,000円 |
消費電力 |
66W |
33W |
交換部品 |
蛍光管2本3,360円(3年毎) 安定器1個10,000円(10年毎) |
なし |
使用条件(一般的なオフィス)
電力単価 |
25円/kWh |
1日点灯時間 |
12時間 |
1か月使用日数 |
20日間 |
検証期間はLED点灯寿命の40,000時間を限度として比較します。=約14年間
累計でそれぞれどのくらい金額がかかるのかグラフ作ってみました。
今取り付けられている蛍光灯をLEDに交換した場合のグラフです。
8年目を境に蛍光灯の金額がLEDを上回り、
最終的には20,000円以上の差が生まれます。
この差額を生み出したのは次の2点です。
- 蛍光灯の消費電力による電気料
- 使用中に交換した蛍光管と安定器の交換費
この維持費によって14年後には蛍光灯器具1台分の費用が削減されます。
さらに器具1台で20,000円以上の費用削減ができるので、
台数が増えれば増えるほど削減できるコストが大きくなります。
現在、蛍光灯を使っている方で今後8年以上使用する予定の方はLEDに交換することが経費削減につながります。
ちなみに同じタイミングで蛍光灯とLEDを導入したとき
いわゆる同時スタートしたときのコスト比較もしてみました。
すると3年後にはLEDの総コストの方が安くなり、その後は差がどんどん開いていきます。
改めて総コストによる比較をすると、
使用すれば使用するほどLEDの方が安く、
導入が早ければ早いほど経費効果も早く生まれることが分かりました。
逆に
8年以内に建て替えるなど、蛍光灯使用の終わりが見えている場合は
LEDへの切り替えは見送ったほうが良いとも考えることができます。
照明器具に悩まれている方は一度検討してみるのも良いと思います。