35歳リーマンのまったりブログ

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アドラー心理学~嫌われる勇気~

今回は前々から気になっていた本についてご紹介させていただきます。

 

その本というのが

アドラー心理学 ~嫌われる勇気~」

 
まだ途中までしか読めていませんが、途中まででもかなり興味深かったのでさわりだけでもご紹介させていただきます。

アドラーについて

この本はルフレッド・アドラーという方が構築した心理学の本となっています。
 
ルフレッド・アドラー(1870-1937)
アドラーの幼い頃は病弱でさまざまな病気に苦しんでいました。
幼い弟の死をきっかけに医師を目指します。
その後、医師や教師を経て個人心理学「アドラー心理学」を構築した人物です。

ja.wikipedia.org

 
 
アドラー心理学 = 幸せになるための勇気を与える「勇気の心理学」
とも表現しています。
 
なぜ「勇気の心理学」とも表現されるのかという部分について簡単に紹介したいと思います。

原因論」と「目的論」

アドラー心理学では、まず「原因論」と「目的論」と言う言葉が出てきます。
簡単に表すと
 
原因論とは
過去の出来事によって現在の状況が成り立っている
 
目的論とは
これからの出来事を実現するために現在の状況を自ら作り出している
 
<例えば引きこもりの人がいた場合>
 
原因論では
「過去のトラウマによって心が傷つき引きこもりになった」
と考えます。
 
一方、
目的論では
「部屋から出ないという行動を起こすことによって他人から心配される状況を作り出し、常に自分のことに注目してもらうために自ら引きこもりを続けている」
と考えます。
 
アドラーは人間のすべての行動は目的論を持って説明がつくと言っています。
 

過去と現在、現在と未来の関係性

このようにアドラー心理学では
「過去に起こった出来事」と「今の状況」には関連性はないと考えています。
逆に
「これから自分がどう行動するか」と「未来に起こる出来事」というのは密接に関係していると考えています。
 
「未来は自分で変えられる」という考え方が「アドラー心理学」の本質です。
 
 

未来を作り出すのは自分自身

現在と未来の関連性についてもさらに詳しく書かれています。
 
「頭が悪いから東大なんて合格できない」
というセリフを最近のドラマで聞いた方も多いのではないでしょうか?
 
これのセリフについてもアドラー「見かけの因果律と表現し、なんの関連性もないと考えています。
 
「頭が悪いから東大なんて合格できない」という言葉からは
自分自身で思い込みを作り、劣等感を持とうとしています。
 
こうして劣等感を持つことで「失敗した時の理由」や「挑戦しない理由」を構築し、
「東大に合格しなかったのは自分だけのせいじゃない」という逃げ道を作っているだけだとアドラーは考えています。
 
 
 

途中まで読んでみて

まだまだ半分までしか読んでいませんが、
読み進めることで更にアドラー心理学について理解できると思いワクワクしています。
 
「見かけの因果律」「原因論という何かしらの理由を付けをして「何事もチャレンジしない」「誰かのせいにしている」という言葉はしみじみ痛感させられました。
 
やはり人間という性質上「何かのせいにしたい」という気持ちは現れてしまいます。
 
しかし
 
そこで一度立ち止まって、「自分の未来については自分によって決まる」と立ち返ることで未来への新たな一歩が踏み出せるのかなと感じています。
 
アドラーからも「もっと自分の可能性に気づいていいんだよ」というアドバイスを言われているような気がしています。
 
 
今回は僕が今読んでいる本について簡単に紹介させていただきました。
もし気になる方がいたら参考にしていただけたらと思います。

 

嫌われる勇気

嫌われる勇気