ふたたび注目してほしい「古事記」
社会の授業で聞いたことのある「古事記」
意外と名前は知っているけど、
中身までは知らない方が
多いのではないでしょうか。
今回はその「古事記」について
簡単にご紹介させていただきます。
古事記とは?
古事記と聞くと古臭くてよくわからない
という印象をお持ちかと思います。
内容を簡単に説明すると
日本という島国の誕生から第33天皇「推古天皇」までの歴史を描いた物語史です。
日本という国がどのようにして生まれたのか、
日本が神々の国と言われる所以や
人々の間で八百万の神という言葉が浸透している理由などが古事記には書かれています。
日本書紀との違い
似たもので「日本書紀」
という書物もあります。
どちらも8世紀に編纂されました。
この2つには次のような違があります。
古事記は日本人に向けた
物語性の強い書物であり、
日本書紀は外国人に向けて
日本の歴史を紹介する書物です。
日本の歴史に興味がある方は
「古事記」をおススメします。
やっぱり読みづらい?
古事記の原文は漢文で記されているため、
原文のままでは読むのが難しいものです。
しかし、
現在ではマンガなど誰でも読みやすく編集された本もあるため、気軽に読むことができます。
僕自身もマンガ古事記の上巻しか読んでいません。
しかし、
読んでみると内容はとても面白く、
日本の神話について興味を持ちました。
僕自身が読んだ漫画はコチラになります。
愛と涙と勇気の神様ものがたり まんが古事記 [ ふわ こういちろう ] 価格:1,540円 |
ソフトタッチで神々が可愛らしく描かれているので愛着が沸きます。
本の終盤には全国の神社で祀られている
神様の紹介もあります。
地元の神社にはどの神様が祀られているのかも確認できますよ。
興味があればぜひ本屋で探して
試し読みしてみてください。
いろんな本があるけど
なお、
「古事記の解釈は本によって内容が違う」とよく言われます。
それは古事記自体が漢文で書かれており、
太古の書物であるため見聞きした人がいない
という点から解釈のズレが発生してしまうからと推測しています。
オリエンタルラジオの中田敦彦さんもYouTubeで古事記について紹介していましたが、内容が違うと批判されたこともありました。
内容が違うというのは
解釈の方法が異なっているからであって
どんな解釈をするかによって意味が変わってきてしまいます。
古事記を読む際にはその事もおおらかに受け止め、
さまざまな古事記の本を通して
自分なりの解釈ができれば良いのではないかと思います。
それよりも古事記という
日本の神話を知ることが一番大切なことだと感じています。
YouTubeの解説動画
それでも本を読むのが億劫であれば
中田敦彦さんの動画をチェックしてみてください。
とても簡潔に笑いを交えながら
ユーモラスに紹介しています。
YouTube大学という名のとおり、
古事記の授業を受けているような感覚です。
日本の神話と民族
イギリスの歴史哲学者であるアーノルド・ジョゼフ・トインビーは次のような言葉を残しています。
「12、13歳くらいまでに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅んでいる」
戦前には小学校の教科書に掲載され、
古事記という日本神話を子供たちが学んでいました。
しかし、
戦後になるとGHQにより教科書への古事記の掲載が廃止されています。
これは、
GHQは民族滅亡を狙ったことなのでしょうか。
真実は定かではありませんが、
教科書から古事記の内容が削除されたことは事実です。
古事記を読んでみて
古事記を読んでみて
日本という国がどのようにして生まれたのか、
日本にはなぜ神々が多いのか
ということがわかりました。
ただし、
古い書物であり、
現代人が確認したことではないので
本当か噓かは定かではありません。
しかし、
古事記という書物が残っていることは事実です。
このことを前提に思いを巡らせることが
とても有意義だと思いました。
縄文時代が次のキーワード
さて、
今後の僕のキーワードは「縄文」です。
青森県などの縄文遺跡も世界遺産に登録され、
縄文文化への注目が集まっています。
なぜ縄文時代は1万年以上も続いたのか。
今後は縄文時代について知識を深めたいと思います。