鹿児島 2日目
鹿児島 2日目は朝6:30の
鹿児島中央駅前からスタート!
南九州市・知覧へ
知覧行きのバス停
鹿児島中央駅前のバスターミナルへ向かいます。
駅前には各方面へのバスが集結し
乗り場も全部で23カ所あります。
知覧へはバスを利用していきます。
電車も通っていないため、
車でしか行けません。
東16番乗り場から鹿児島交通の
バスに乗車します。
知覧へは1日8本しかないので、
乗り遅れないように注意します。
行き先:特攻観音入口
鹿児島中央駅6:47発
武家屋敷入口7:59着
運賃960円
武家屋敷を経由して平和会館へ
午前9時開館なので
平和会館の前に武家屋敷を散策します。
現在の主要線県道23号から
南側に一本ズレた形で残っています。
昭和56年には
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、
現在もその歴史的建物は保存展示されています。
武家屋敷の開館は9:00なので
今回は通りを歩くだけとなりましたが、
街並みだけでも江戸時代当時を
感じられるような空間でした。
また、
武家屋敷の隣には麓公園があり、
公園入口には武家屋敷の景観に配慮した
門扉もあり、町全体で武家屋敷を
保存していると感じました。
知覧平和公園までは徒歩で
武家屋敷から特攻平和会館のある
平和公園までは徒歩で移動します。
約30分2.6kmの道のりです。
開館時間が午前9時なので、
徒歩で移動するのがちょうど良い時間
になります。
知覧平和公園には午前9:00に到着、
予定通りに平和会館を見学できそうです。
知覧特攻平和会館
知覧特攻平和会館内は撮影禁止のため、
写真でのご紹介はできません。
知覧の地は戦時中に特攻隊飛行場があった場所でした。
この地から敵艦隊への特攻のため
片翼には片道分の燃料、
片翼には爆撃のための爆弾
を装着し隊員が特攻作戦に臨みました。
全国の特攻戦死者は1,036名、
そのうち本土最南端の基地であった知覧基地からは
約半数にあたる439名の方が特攻作戦に参加し戦死しています。
平和会館では
439名の特攻隊員たちの写真や
直筆の遺書など多数の遺品が展示されています。
その一つ一つは、
特攻へ挑む前夜に家族へ宛てた手紙です。
17~33歳の多くの青年たちが残した手紙には
心を痛められるばかりで、
戦争の悲惨さを実体験できる場所でした。
零式艦上戦闘機(実物)の展示も
エンジントラブルにより海底に沈んでいた
零式戦闘機(実物)の展示もありました。
今までのどの航空機展示よりも
実物かつ間近で見学することが出来るため、臨場感のある展示でもありました。
出撃の前夜は三角兵舎で
日の丸への寄せ書きや、
家族への手紙を書かれていたそうです。
今も鳥濱トメさんの意思が語り継がれる
当時、特攻隊員たちの食堂として
隊員たちから愛されていた食堂がありました。
鳥濱トメさんが切り盛りしていた富屋食堂です。
現在ではトメさんの曾孫にあたる鳥濱拳大(けんた)さんが切り盛りしています。
店名も富屋食堂から知覧茶屋に代わっていますが、
今もなお特攻隊の母として親しまれたトメさんの意思を継いでいます。
名物はとんこつですが、
時間もなかったためとろろ蕎麦を注文しました。
次回は時間をしっかり確保して
名物のとんこつを味わってみたいです。
皆さんも、
知覧に訪れた際には立ち寄っていただければと思います。
次に目指すは幻のロード
指宿駅へ移動
昼食も済ませた後は指宿へ向かいます。
移動手段は路線バスです。
行き先:指宿いわさきホテル
特攻観音入口11:50発
指宿駅前12:59着
運賃930円
指宿駅に到着したら
まずレンタサイクル「いぶりん」を借ります。
4時間で1,100円です。
指宿は道幅にもゆとりがあり、
車の往来も少なく、
観光施設が自転車圏内にあるため、
自転車での観光がおススメです。
日本でも珍しい砂蒸し温泉へ
指宿と言えば、
日本でも珍しい砂蒸し温泉が有名です。
活火山が豊富な九州では温泉がいたるところにあります。
指宿も例外ではありませんが、
指宿は少し特殊な温泉地です。
温泉が海岸の砂浜の下を通り、
海へ流出している珍しい温泉地です。
波打ち際からは湯気が立ち昇り、
海水も温泉のように熱くなっています。
そのため、
海岸の砂を掘ると温泉がにじんできます。
この温泉を利用して熱い砂の中に入り、
温泉に入浴するところは撮影禁止なので、
写真はありませんが、
人生で1度は経験していただきたい温泉です。
指宿駅からは自転車で約5分の場所にあります。
さっぱりしたら知林ヶ島へ
という島をご存じでしょうか。
周囲3kmの小さな無人島ですが、
縁結びの島としても有名です。
春から秋の大潮・中潮の干潮時だけ、
約800mの砂の道が姿を現します。
この砂の道を大切な人と渡ると
幸せになると伝えられています。
地元では、「ちりりんロード」
の名前で親しまれています。
ちりりんロードを渡ってみる
ちりりんロードの出発点は
砂蒸し会館・砂楽から自転車で約20分
指宿園地となります。
指宿園地からは海岸線を歩き、
見えてきます。
そこからさらに砂の道を800m歩くと知林ヶ島上陸です。
ただ、
砂の道800mはとても体力を使うので、
渡る際には要注意です。
知林ヶ島に取り残される
ちりりんロードは干潮のタイミングで
出現するため、
普段は海中に沈んでいる状態です。
そのため、
干潮が終わるとちりりんロードも
海に沈むため、
たまに知林ヶ島に取り残される方もいるようです。
島には注意看板も設置されています。
それでも取り残されてしまったら
それでも取り残されたとしても
漁協や海上タクシーで帰ることが出来ます。(有償)
本当に取り残されてしまった場合は、
この手段に頼らざる負えませんので、
渡航する際はご注意ください。
知林ヶ島にはガイドさんも
知林ヶ島に上陸した証明として
100円で証明書を受け取れます。
また、
地元のおじちゃんたちが
気さくにガイドもしてくれるので、
知林ヶ島のことを知ることが出来ます。
ちりりんロードの付近には大きな岩もあります。
おじちゃん曰くパワースポットのようで、
以前、この岩を触った人が
その後宝くじに当選したとかしないとか...
ご利益があるか試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに僕は宝くじ10枚買って
2,000円当たりました。
ちりりんロードの波打ち際には
海洋生物もいます。
ヒトデくんは満ち引きに取り残されたのか
裏返って呆然としてました。
ただ、
この後1時間もすれば
また海水が満ちてくるため
ヒトデくんも干からびずに済みそうです。
約1時間をかけて
知林ヶ島・ちりりんロードを堪能しました。
列車に乗って鹿児島中央へ戻るため、
指宿駅を目指します。
指宿はもう南国のまち
帰り道にふと街路樹を見てみると
ヤシの木だらけ。
九州の南端に近いため
南国の雰囲気が漂います。
指宿駅から列車で鹿児島中央へ
かごりんで指宿駅まで戻り、
自転車の返却をして列車を待ちます。
鹿児島中央駅に向かいホテルへと帰ります。
行き先:鹿児島中央駅
指宿駅16:40発
鹿児島中央駅17:43着
運賃1,020円
日本の最南端を走る非電化JR路線です。
主要な駅は複線ですが、
半数の駅は単線でローカル感を味わえる路線です。
しかし、
区間によって運行本数は
15~40分間隔で運行しているので、
非電化と言っても需要の高い路線です。
実際にこの日に乗車した時も
下校する学生や仕事帰りの会社員など
鹿児島県民の重要な交通手段であることも感じ取れました。
時刻通りに鹿児島中央駅に着きました。
夕日に照らされ、駅も帰宅する人々で混んでいました。
この日は移動が多く、
ちりりんロードというハードな砂道トレーニングをしたため、
この後はお寿司を食べてホテルに帰り、そのまま寝てしまいました。
次回、
鹿児島3日目・最終日へつづく...
~iPhoneのヘルスデータ~
鹿児島2日目
歩数:15,710歩
歩行距離:9.8km
上った階数:4階