電気ケトルの故障は接点不良!?
今日も朝からのコーヒーを楽しむべく
お湯を沸かそうとしたところ
電気ケトルが死亡しました。
今回は電気ケトルの修理記です。
10年物の電気ケトル
学生時代から使っている電気ケトル
出会いは近所のホームセンター
税込み2,000円だったかな?
安いからすぐ壊れると思いきや、
全く壊れる気配がなく、
使い続けておりました。
しかし
そんなケトルも力尽き、
お湯が沸かせなくなりました。
状況としてはスイッチが入らず、
水が水のまま、これではただの「ケトル」
接点不良がよくある故障原因
いろいろとネットで調べてみると
ケトルの故障はよくあることのようで、
その多くは接点不良だそう。
接点不良なら望みがあると、
まずは接点不良をターゲットにして
修理してみます。
とりあえず分解
とりあえず分解と書きましたが、
接点不良であれば分解の必要はありません。
この分解作業は
接点不良の修理に無関係な作業
となります。
参考にする際はご注意ください。
台座を裏返します。
台座は6本のネジによって
取り付けられています。
ネジのサイズはプラスのPZ1です。
精密ドライバーのような細さ
出ないと入りません。
精密ドライバーを持っていない方には
コチラのセットがおススメです。
E−Value 精密ドライバーセット EPS-650 4977292202718 価格:1,758円 |
先端が異なるビットが複数入っていて、
ビットを交換するだけで何種類ものネジに
対応できる工具です。
ケトルにも特殊ネジ!?
外したネジ写真からも分かる通り
1本だけ特殊ネジがあります。
(一番左のネジ)
マイナスドライバーでも回すことは
出来ません。
二股のマイナスドライバーでないと
外せないようです。
しかし、
諦めてはいけません。
そのような特殊ドライバーを持っていない
時は力ずくという手段があります!
用意したるは極細ドライバー
2.0mmのマイナスドライバーを
片側に押しやり壊れるくらいの気持ちで
「回れ~」ってやるとネジが回ります!
外したこのネジは二度と取り付けないと
誓いました 笑
特殊ネジの次は隠しネジ!
台座のシリコンキャップを外すと隠しネジ
が存在します。
数千円のケトルにしては
手が込んでる作りで感心しました。
いざ分解、
全てのネジを取り外し終えると
台座もカパッと上下に外すことが出来ます。
電気コードの接触部分も
取り外して確認することが出来ます。
電源ソケット部分までは
導通が確認できました。
なので今回の故障原因は
恐らく接点不良。
接点を復活せよ!コンタクトスプレー
コンタクトスプレーとは
電気接点部に着いた汚れを落とし
接点不良を改善する優れたスプレーです。
樹脂部品にかかっても
劣化しないため、多岐に使用できます。
例えば、
ファミコンソフトの接点不良
なかなか読み込まずに何度も息を吹きかけた方も多いのではないでしょうか。
そんなソフトの接点部分にも使用可能で、
このスプレーで一発解決します。
今回はケトル本体と台座の電気接触部分に
スプレーを吹きかけ、
汚れと余分な油分を綿棒でふき取る作業に
しました。
台座の方はバネ式でプレートを押し込まないと接点に吹きかけられません。
ケトル部分は底の部分が露出しているので
綿棒で丁寧に拭きあげます。
作業が終わったら元に戻しましょう
全ての作業が完了したら
台座を組み戻しますが、
接点不良であれば台座を分解する必要はありませんでした。
ここまでやってきたことの半分は
「意味なし!」笑
元に戻して試運転
なんとしっかりケトルが動作しました!
やはり、
電気の接触不良が原因だったようです。
この後にもお湯を沸かしてみましたが、
問題なく沸騰し、センサーにも異常がない
ことも確認できました。
これでまた朝のコーヒータイムを堪能できそうです。
これからも大事に使って
あと10年は使い倒す予定です 笑
今回の作業は半分くらい意味がありませんでした。
しかし、
今回の作業で意味のない作業が判明したことには
意味があったのかもしれません。
修理の世界って奥深い...