若い人こそ選挙に行って欲しい
「10月31日は衆議院選挙の投票日です。
皆さん、選挙に行きましょう」
と防災無線やヘリコプターでのアナウンスを耳にすることが多くなりました。
これって投票率が悪いからアナウンスする必要があるためで、
投票率が良ければアナウンスは不要なんですよね。
その投票率の点で懸念とされているのが
「若者の投票率」
年代 | 投票率 |
10歳代 | 40.49% |
20歳代 | 33.85% |
30歳代 | 44.75% |
40歳代 | 53.52% |
50歳代 | 63.32% |
60歳代 | 72.04% |
70歳以上 | 60.94% |
10代~30代の投票率は50%を下回っています。
人口から割り出した投票者数はこの通り、
年代 | 人口 | 投票率 | 投票者数 |
10歳代 | 2,740,000 | 40.49% | 1,109,426 |
20歳代 | 12,640,000 | 33.85% | 4,278,640 |
30歳代 | 13,710,000 | 44.75% | 6,135,225 |
40歳代 | 17,800,000 | 53.52% | 9,526,560 |
50歳代 | 16,940,000 | 63.32% | 10,726,408 |
60歳代 | 15,270,000 | 72.04% | 11,000,508 |
70歳以上 | 28,500,000 | 60.94% | 17,367,900 |
人口が多いのも高齢者ですが、
投票率が高いのも高齢者です。
投票者数を円グラフにするともっと分かり易くなります。
このように、
投票した人の半分は50歳以上の方々になります。
若者は全員の投票数が半数にも満たないため世間では
「若者は政治に無関心」とも言われます。
また若者自身も
「投票しても社会は変わらない」とも言います。
この状況は政治家にとってみれば好都合な状況です。
当選するためには50歳以上の方に向けた政策を打ち出せば良いのですから。
50歳以上が恩恵を受けやすい政策を立てる→当選しやすくなる→政治家として働くことが出来る
この循環があるからこそ20代や30代の働き手が窮屈な社会が形成されていると考えます。
この流れを変えるためにも
若い人にこそ選挙に行って欲しいと感じています。
投票所に行く時間がない方
期日前投票所を利用してください。
空いていれば5分で投票が完了します。
特に今週末の10月23日(土)・24日(日)はまだまだ空いています。
候補者が分からない
投票所の受付で「選挙公報見せてください」と係員に伝えてください。
候補者とそれぞれの政策が確認できます。
応援したい候補者がいない
消去法で投票しましょう。
白票での投票は無効票扱いとなり、当選を判断する有効投票にはなれません。
チャーチルの名言
政治家として有名なチャーチルもこのような言葉を残しています。
「そもそも、真っ当な人間は政治家になろうとはしない。
選挙に出る人は、目立ちたい、お金を儲けたい、異性にモテたいといった感情を優先するろくでなしばかり。
選挙とは、そのろくでなしの中から、税金を上手に分配できそうな人間を消去法で選び続ける忍耐そのものである」
自ら支払っている税金を使う相手を選べるのが選挙です。
日本と自分の将来のため、選挙に行く若者が増えることを願っています。