ウォシュレット 瞬間式?貯湯式?
1980年から発売され今では家庭でも当たり前の設備となったウォシュレット
今回はその選び方について特徴を踏まえながら簡単にご紹介していきます。
家庭用なら貯湯式、オフィス用なら瞬間式
ちなみに「ウォシュレット」という名称はTOTOが販売している商品名で
正式名称は「温水洗浄便座」になります。
兄弟社のLIXILでは「シャワートイレ」と名前が違っています。
ここではわかりやすいように「ウォシュレット」を使って説明します。
特徴をご紹介しますので、今後購入を考えていたら参考にしてみてください。
お湯の作り方
ウォシュレットといえば温水でお尻をキレイにするもの。
そのため皆さんも温水で使用している人が多いのではないでしょうか。
ウォシュレットの温水の作り方についてみていきましょう。
ウォシュレットの温水は水道水を電気ヒーターで温めて作っています。
この電気ヒーターの温め方の違いで「瞬間式」と「貯湯式」2つに分けられます。
それぞれの違い
それぞれの違いはその名のごとく、
瞬間式 ・・・ 使う時に高温の電気ヒーターを使って瞬時に温める
貯湯式 ・・・ 使う時のために低温の電気ヒーターを使って温水を貯めておく
金額としては瞬間式の方が高温の電気ヒーターで温めるため値段が高く貯湯式の方が値段が安くなります。
瞬間式は商品価格は高くなりますが電気代は使う時だけ、さらに連続使用しても温水の温度は下がりません。
貯湯式は
商品価格は安くなりますが常にヒーターで温めて温度を保っているため電気代がかかり、連続使用すると温水の作成量よりも使用量の方が多くなり、おしりがヒヤッとなります。
温水設定にしても冷水のままだったりするのは貯湯式のお湯を使い切ってしまったためです。
どちらが良いのか?・・・結果、どっちでもよい!
どっちでもよいとなると投げやり感はありますが、
それぞれメリット・デメリットがあります。
そこを理解したうえで選んでもらうのがベストだと思っているからです。
例えば、
自宅に取り付けるけど4人家族で頻繁にウォシュレットを使わない場合
→ 貯湯式のほうがメリットが大きいとされます
頻繁な仕様がないため、貯湯式でも温水を作成する時間が確保でき、
温水を使い切ることなく利用することが可能です
オフィスに取り付けけどトイレなんて個人が利用するから頻度が分からない場合
→ 瞬間式の方がメリットが大きいとされます
連続でウォシュレットを使用したときに貯湯式だとお湯を使い切ってしまいます
もう一度整理しましょう
瞬間式 ・・・ 使う時に高温の電気ヒーターを使って瞬時に温める
<メリット> 頻繁に利用してもお湯がなくならない
利用した分だけ電気代がかかる
<デメリット> 貯湯式に比べて商品が高い
貯湯式 ・・・ 使う時のために低温の電気ヒーターを使って温水を貯めておく
<メリット> 瞬間式に比べて商品が安い
<デメリット> 頻繁に利用するとお湯がなくなってしまう
お湯をためておくため常に一定の電気代がかかる
まとめ
このようにウォシュレットをどう利用するかによって瞬間式が良いのか貯湯式が良いのかが見えてきます。
「どちらの商品が良いのか」とは「どんなことをしたいのか」という点で判断が変わってきます。
商品を選ぶときにはどんなことをしたいのかということをまず考えて選んでみると
良い選択肢に巡り合えると思います。
新しいトイレにはドアがない!?
新しい建物のトイレってドアが無くなっていませんか?
思い返してみるとイオンモールとかのトイレにはドアが付いてないんです。
テーマパークとかもそうですね!
これは建物の面積が増えたからとかではなく衛生面を考えたからなんです。
水分は雑菌の温床
トイレとは用を足すところ、すなわち雑菌が多くて汚れている場所です。
それなので、洗面台が設置されていてトイレをした後には
しっかり手を洗えるような設備になっています。
ただ、
一昔前は手を洗えば良いというだけであまり衛生面への配慮ってなかったんです。
というよりも、
科学の進歩により水分がある場所の不衛生さが判明してきました。
そのため、
トイレも衛生的にしようとどんどん改良されていってるんです。
科学の進歩により、
水分があることで雑菌が繁殖し不衛生になるということが分かりました。
そこで今までのトイレの構造は不衛生なので
新しい建物は可能な限り清潔になるよう設計・建設されています。
雑菌の侵入経路
雑菌を体内に取り込んでしまう主な原因は
雑菌に触れた手で顔などを触り体内に取り入れてしまうことです。
新しい建物では手で触る部分を減らそうと照明のスイッチや洗面台の蛇口など
非接触 = センサー というのは「便利だから」という理由よりも
「より清潔に」という利用者への心づかいから取り入れられているんですね。
扉が難関!
ここまでスイッチやら蛇口をセンサー化しても
出口に扉があったら最後の最後に手を使わざる負えません。
そのため、
最後の最後まで「より清潔に」使ってもらえるよう
出入口に扉がない構造に変化しています。
ただ、
扉がないとトイレの中が見えてしまうため、外からの視線を遮るように
出入口をクランク通路にして中が見えないような工夫がされています。
さらには、
通路をすりガラスにして
視線をさえぎりながら利用者同士がぶつからないよう工夫している建物もあります。
まとめ
衛生面を考えるのであれば「非接触」がキーワードになります。
非接触 = センサー化は
「より清潔に」という技術者から利用者への心づかいから生まれたんだなぁ
と思いながら街中のトイレを見てみるとさらに面白いかもしれません
コードレス電動工具の選び方
おうち時間増加 → DIYやってみよう
最近では新型コロナウイルスによっておうち時間が増えた影響でDIYを始める方が多くなっているようです。
その結果ホームセンターの売り上げも右肩上がりなんだとか。
さてそんなDIYを始めようと思っている方に向けてコードレスの電動工具を選ぶ時の判断基準について話していきたいと思います。
本格的にDIYを楽しみたいなら14.4V!
DIYと言ってまず思いつくのが電動ドライバーだと思います。
しかし、メーカーもいくつもあって1つのメーカーでも何種類も売っているので何を選んでいいかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで、コードレス電動工具を選ぶ際の1つの基準について僕自身の考えをご紹介します。
ものづくりがやりたい
僕は子供のころから手を動かして物を作ることが好きでした。
大人になってからはDIYを少しづつ始め、その中で電動工具がほしいと思っていろいろ調べて購入しました。
僕はDIYをやるなら材料の切り出しから組み立てまでやりたいと考えていました。
切って組み立てることこそ本格的なDIYだなと思ったからです。
後々から考えると切断工具を持っていることで何かと園芸や家具の解体にも役立てるので切断工具を手に入れておいてよかった場面が何度もありました。
条件整理
電動工具を購入する際にまず決まっていたのは「コードレス」でした。
電源コード付きの工具を何度か使用しましたが、コードが邪魔でコードに気を使った状態で作業したくなかったのが決め手です。
さらにコードレスの良い点は同じ電圧であればバッテリーを共用できるところから、
同じ電圧の丸ノコとインパクトドライバーを持つと1つのバッテリーで両工具を
使用できると考えたからです。
また、作りたいものとしては当時流行り始めていた2x4材で壁を作れる「ディアウォール」を使って壁掛もやってみたいと思い、条件を整理して工具を選びました。
条件
「切断=丸ノコ」
「組み立て=インパクトドライバー」
「2x4材」
「コードレス」
選び出された結果
条件を整理し、そこから導き出された工具が14.4Vコードレス電動工具でした。
理由は
「2x4材を1回で切断できる丸ノコの
最低電圧が14.4V」
2x4材は寸法38mmx89㎜の建材です。
コードレス工具の電圧は様々ですが電圧によって最大切断深さが変わります。
14.4V 切り込み深さ 47mm
18 V 切り込み深さ 66mm
36 V 切り込み深さ 66mm
14.4Vより小さい電圧の工具はニッカド電池であったりセーバーソーしかなかったりで丸ノコが欲しかった僕からすると対象外となりました。
14.4V以上の18V、36Vは切断深さが深いものの工具自体の値段が高くなり宝の持ち腐れになりそうなので諦めました。
このような理由で電動工具は「14.4V」と決めて実際に商品を選びました。
実際にカタログを眺めてみると14.4Vから様々な工具がリリースされています。
14.4Vを下回ると一気に商品数が少なくなります。
また、18V以上になるとさらに商品数が増えて選択肢はいくえにも広がります。
メーカーの意図としても14.4V・18V・36Vはプロを対象とした工具のラインナップなのかなと感じます。
実際に使ってみて
実際に丸ノコとインパクトドライバーを両方購入しましたが、
バッテリーが共用できるためバッテリーを買い足すことなく使用できています。
また、電圧も素人の僕には十分なくらい14.4Vのパワーで十分満足しています。
まとめ
コードレス工具を買おうか悩んでいたらまずは「やりたいこと」を整理してみましょう。
そしてそのやりたいことを可能にする工具がどれなのかとさらに整理していくことで自分自身に合った工具が見つかると思います。
その工具は意外と高いかもしれませんが、自分がちゃんと考えて選んだ工具に間違いはないと思います。
まずは14.4Vを基準として検討してみてはでいかがしょう?
蛍光灯とLEDのコスパ
最近では一般的になってきたLEDですが、蛍光灯とどのくらいコストに差が出るのか気になったので改めて調べてみました。
結論:
8年以上使うならLED!
今回コスパを比較するための条件として、
一般的なオフィスで使用したときを想定して比較します。
比較対象は器具1台として考えています。
条件についてはつぎの通りです。
比較対象
|
蛍光灯 |
LED |
型番 (パナソニック) |
FSA42045F VPN9 |
XLX450DPNZ LE9 |
商品価格 (カタログ値) |
19,100円 |
27,000円 |
消費電力 |
66W |
33W |
交換部品 |
蛍光管2本3,360円(3年毎) 安定器1個10,000円(10年毎) |
なし |
使用条件(一般的なオフィス)
電力単価 |
25円/kWh |
1日点灯時間 |
12時間 |
1か月使用日数 |
20日間 |
検証期間はLED点灯寿命の40,000時間を限度として比較します。=約14年間
累計でそれぞれどのくらい金額がかかるのかグラフ作ってみました。
今取り付けられている蛍光灯をLEDに交換した場合のグラフです。
8年目を境に蛍光灯の金額がLEDを上回り、
最終的には20,000円以上の差が生まれます。
この差額を生み出したのは次の2点です。
- 蛍光灯の消費電力による電気料
- 使用中に交換した蛍光管と安定器の交換費
この維持費によって14年後には蛍光灯器具1台分の費用が削減されます。
さらに器具1台で20,000円以上の費用削減ができるので、
台数が増えれば増えるほど削減できるコストが大きくなります。
現在、蛍光灯を使っている方で今後8年以上使用する予定の方はLEDに交換することが経費削減につながります。
ちなみに同じタイミングで蛍光灯とLEDを導入したとき
いわゆる同時スタートしたときのコスト比較もしてみました。
すると3年後にはLEDの総コストの方が安くなり、その後は差がどんどん開いていきます。
改めて総コストによる比較をすると、
使用すれば使用するほどLEDの方が安く、
導入が早ければ早いほど経費効果も早く生まれることが分かりました。
逆に
8年以内に建て替えるなど、蛍光灯使用の終わりが見えている場合は
LEDへの切り替えは見送ったほうが良いとも考えることができます。
照明器具に悩まれている方は一度検討してみるのも良いと思います。