35歳リーマンのまったりブログ

キャンプやDIYについて紹介します。

ワークマンの販売戦略

ワークマンと言えば数年前からカジュアル志向にも切り替えていて
「職人さんのためのワークマン」から「職人さんとみなさんのためのワークマン」という印象を感じていないでしょうか。
最近では安いながらも高機能商品のためアウトドアや女性にも人気が出てきています。
昔は吉幾三さんがCMをやっていたのも懐かしい記憶です。
そんなワークマンですが、
なんでこんなに安いのかってご存じですか?
そこにはワークマンの販売戦略が関係しているんです。

ワークマンのスタイル

ワークマンの販売方法とは「作り切り」いわゆる「売り切り」を狙って商品を販売しています。
 
どういうことかと言うと
ワークマンで新商品を作る際、商品開発部が新商品を開発し商品化した時の生産数は初期で5万ロットは最低でも生産します。
5万ロットはかなりの大量生産です。
でも5万は作ります。
ここで、大量生産することでコストの削減を狙います。

初期ロットで売れ行きを判断

新商品が発売され、評判がよく売切れたら、今度は5万ロットから少し多めに作り、また販売します。
ここの増加分はマーケティング調査を行い、在庫を残さない数量を狙って製造します。
そのため、
ワークマンの人気商品は店舗やオンラインストアからなくなったら完全に手に入りません。
 

過剰在庫は危険

ワークマンは売れる商品を作らないわけではなく、「余剰在庫」=「売れ残って倉庫に残る在庫」を作らないようにしているのです。
なので、しばらくすると売り切れてしまった人気商品も新たなデザインや機能を追加してまた販売が開始されます。
このように常に余剰在庫を保管することがないよう製造数量の調整を図りながら商品販売を行っています。
手に入らなかった商品も時期が経つと同じような商品が出ています。
ただし、
同じデザインとは限らないため、デザインが気に入った時にはその場で買うのがオススメです。
 

焚火用ポンチョ

特にキャンプブームで焚き火用のポンチョ人気を博したことがありました。
火の粉にも強い綿素材のポンチョが流行りました。
 
SNSでも人気となり、店舗でもオンラインストアでも品切れとなってしまいました。
僕自身も手に入れたかったのですが、時すでに遅し、手に入れることはできませんでした。
けれどもしばらくすると、新しいデザインのものが販売開始されていました。
現在もデザインを変えて店頭で販売されています。
先日紹介した「防水サファリ」についてもカラーが違うものは3年前から販売されています。
 

綿密な販売戦略

このようにワークマンは「大量生産」・「在庫が残らない」販売戦略を立てています。
ちなみに、5万ロットという初期の大量生産で余ったとしても店頭に並べているとだんだんとなくなっていくそうです。
初期ロットで市場の需要を身をもって調査して売切れれば追加増販という試行錯誤を繰り返しているメーカーです。
 
今、ワークマンの商品が手に入らなかったとしてもしばらく待ってみてください。
ワークマンは人気がある商品はまた販売してくれます。