スタッドレスへのタイヤ交換
冬キャンプへ向かうため
車も冬仕様に切り替えます。
- 必要工具
- 規定トルク
- ホイールナットを緩める
- 車のジャッキアップ
- ホイールナットを外す
- ハブボルトの清掃
- スタッドレスタイヤ取付け
- 仮締め→本締め
- ジャッキダウン
- 規定トルクでの増締め
- 走行前には空気圧チェック
必要工具
タイヤ交換に必要な工具は次のとおりです。
- 十字レンチ
- ジャッキ
- トルクレンチ
- エアゲージ
・十字レンチ
クロスレンチとも言います。
1,500円程度で購入できます。
車載工具でもタイヤ交換は可能ですが、
十字レンチがあるだけで格段と作業が
捗ります。
AP クロスリムレンチ 17-19-21-1/2DR【十字レンチ クロスレンチ】【タイヤ交換 ホイールナット脱着 ステアリングナット脱着】【アストロプロダクツ】 価格:1,430円 |
・ジャッキ
車載工具のパンタジャッキでも
作業可能です。
しかし、
パンタジャッキでは
ジャッキアップするのに苦労するので、
出来たら油圧ジャッキをおススメします。
価格:3,780円 |
・トルクレンチ
自身でタイヤ交換するには
トルクレンチがとても重要です。
ホイールナットを規定トルクで締め付け、
安全に走行できるようにするために
使用する工具です。
価格:4,280円 |
・エアゲージ
エアゲージは
タイヤの空気圧を確認する工具です。
タイヤ交換後の空気圧チェックに
使用していますが、
エアゲージは必要な工具ではありません。
持っていると良い工具となります。
価格:3,132円 |
規定トルク
ホイールナットの締め付けには
規定トルクというものがあります。
メーカーが
「この程度の力で締めてください」
という加減を示したものです。
ナットは締めすぎも緩みすぎも
どちらも走行に悪影響を及ぼします。
車の取扱説明書に記載がるので、
そちらを確認して規定トルクで
締め付けるために
トルクレンチが必要となります。
ホイールナットを緩める
まずはホイールナットを緩めましょう。
緩めるといってもホイールナットを取り外してはいけません。
すぐとれるように緩めるだけです。
全てのナットを緩み終えたら
ジャッキアップしてタイヤ交換を始めていきます。
車のジャッキアップ
ジャッキアップポイントは車の側面にあります。
切り欠きや凹凸でジャッキアップポイントが分かり易いようになっています。
車の取扱説明書にも記載があるので、
初めての方は取扱説明書で確認しておくのが良いと思います。
ジャッキアップする際に油圧ジャッキだとシャシーの鉄板を押し上げるように動作します。
その時まれに
鉄板を曲げてしまうこともあるので
ジャッキアダプターの使用をおススメします。
アダプターを使用することで
鉄板を面で押し上げることになるため、
曲げることなくジャッキアップすることが出来ます。
価格:1,089円 |
ホイールナットを外す
先ほど緩めたホイールナットを外していきます。
外す時は対角線を目安に外します。
外す時は対角線など気にしなくても良い
との話もありますが、
対角線という癖を忘れないようにするため
外す時も取付ける時も対角線で行っています。
5穴ホイールを外す際は
「1番下から星を描くように外す」
ホイールナットを全て取り外したら
タイヤを引き抜きます。
この時、
タイヤはとても重いので
腰を痛めないように注意してください。
ハブボルトの清掃
ハブボルトにはナットとの摩擦で
鉄粉がついています。
取付の前にワイヤーブラシで掃除して
鉄粉を取り除きます。
鉄粉が付着した状態でナットを締めると
ネジ山を潰してしまうことがあります。
ネジ山を潰すと
ハブボルトの交換しか方法がないため、
ネジ山を潰さないように丁寧に作業します。
よく見ないとわかりませんが、
鉄粉の掃除が出来ました。
スタッドレスタイヤ取付け
ここから
スタッドレスタイヤを取付けます。
スタッドレスタイヤをハブボルトに
挿入したら、
まずは1番上のナットを取り付けます。
1番上のナットを取り付けることで、
タイヤが落ちなくなるので、
安全に作業が出来ます。
ナットを締める時に注意していること
ナットを取り付ける際には
まずレンチは使用せず、
手で締められるところまで締めます。
これは自己流です。
レンチを使うことで
簡単にナットを締められますが、
その分、力がかかりすぎて
無理に締めこんでしまうことがあります。
それを避けるため、
手で絞めていき、
極力ネジ山を潰さないような方法で
取り付けていきます。
「手でナットが締められない」
=「ネジ山が噛み合ってない」
また、
指先の力ではネジ山を潰せても
限度があるため、
もしネジ山を潰しても
最小限度の被害で済みます。
そんなことから、
締める際には
ある程度は手で締めて
ネジ山がしっかり噛み合っていることを
確認してからレンチを使います。
仮締め→本締め
ホイールナットを締めていきます。
締める順番は外す順番の逆です。
1番上のナットから
星を描くように締めていきます。
この時も均等に締め付けられるように、
まずは仮締め、のちに本締めをします。
①から⑤まで仮締めしたら、
もう一度①に戻り、
①から⑤まで本締めをします。
順番に均等に締めることによって、
タイヤのセンターがしっかりと定まります。
ジャッキダウン
十字レンチでの本締めが完了したら
タイヤを揺らしてガタつきがないか
最終確認します。
問題がなければ
ジャッキを下して
タイヤを接地させます。
規定トルクでの増締め
タイヤを接地させたら
トルクレンチで増締めします。
増締めと言っても規定トルクです。
規定トルク以下では緩んでしまいますし、
規定トルク以上ではハブボルトを痛めてしまうので、
規定トルクを守りましょう。
これでスタッドレスタイヤへの交換完了!
残りの3本も交換し、
冬キャンプに向け着々と準備を進めます。
走行前には空気圧チェック
最後にタイヤの空気圧をチェックします。
エアゲージを使って
既定の空気圧に設定します。
空気圧が少ない場合は
ガソリンスタンドで空気を入れておきましょう。
どこのガソリンスタンドでも空気入れは無料です。
タイヤは地面と唯一接地している部分、
走るも止まるもタイヤが重要となります。
旅行をするにも安全第一、
しっかり管理して楽しくお出かけしましょう!